ものがたり

物語〜story〜
 生きる居場所を見失い、遠く離れた海にやってきた亮。そこで、死を待つ老人と出会う。
勝手気ままな老人に振り回され、困惑する亮。そんな中、亮は老人に辛い過去があることを知る。
偶然出会った二人が過ごした“最期の一日”を見ていたのは、目の前に広がる海であった…。

2010年10月24日日曜日

撮影第二日目!

 二日目の朝。宿泊先のお家のロフトに差し込む朝日と共に目覚める一同。
朝ご飯は、プロデューサーの手作りのおにぎりとお味噌汁。ちなみに、高遠プロデューサーは、今回ロケで、スタッフのご飯の全てを手作りにするという快挙を成し遂げました!サーファーズパラダイス・ゴッドママの手作り絶品ビーフカレー、宮ちゃんのお母さんと奥さんの手作り新潟合わせ味噌の豚汁、そしてプロデューサー自ら握る愛情のこもった大きなおむすびや、おでん、そして、おかず。おかずは中華から、和など様々なバリエーションでスタッフの冷えた体と心を癒してくれました。さすが、ママパワー、お見事!やっぱり、手作りのあったかいご飯は力が湧いてきますね。

 さてさて、おなかが満たされたところで朝一番の撮影は、映画のオープニング。青年・亮が海の中へ入っていくというシーンです。天気はやや曇り、昨日より気温がグッと下がっています。そして、映画のオープニングということで映像にはこだわりたい。キヤノンのカメラを持ってギリギリまで水の中に入ります。ザブーン、ザブーンと波は不規則に打ち寄せ、カメラマンの背中で砕けます。あ、あぶない。お借りしてる機材が危ない!でも、お芝居的にはどんどん深い所へ入っていきます。しかも、ローアングルでカメラは水面ギリギリからうつむく亮の表情をとらえたい。
 「カメラ水没」という言葉が脳裏をよぎった時、自然とチームは動き出しました。
波を見張る人、波を背中で受けて防波堤になる人、お芝居だけに集中する人、カメラを守る人…。「さあ、波よ、かかっこい!」そして…勝利!そのシーンが終わる頃には、あっという間にお昼になってしましました。腰まで海に入った上田君も、寒いのに歯を食いしばって濡れたまま残りのシーンを演じてくれました。

嗚呼、あっぱれ、チームワーク!




写真:撮影中のスナップ