ものがたり

物語〜story〜
 生きる居場所を見失い、遠く離れた海にやってきた亮。そこで、死を待つ老人と出会う。
勝手気ままな老人に振り回され、困惑する亮。そんな中、亮は老人に辛い過去があることを知る。
偶然出会った二人が過ごした“最期の一日”を見ていたのは、目の前に広がる海であった…。

2010年12月2日木曜日

編集Day2 音素材



 今日は友人宅を借り、液晶テレビをモニター代わりに、Final cut pro でAikaちゃんと編集。大画面で見ると、やっぱり綺麗なフルHD。前の映画はSDの画質で撮ったから、余計にありがたみが増します。

 録音の高木さんからもらったOMF形式の音素材。それを、読み込んでみるも、なぜか読まない。調べるとFCP付属のSound Track Proで読めるらしいが、それでも読まない。どうしだろう…とりあえず、音は編集してからいれていくことにしました。

2010年11月24日水曜日

編集Day1~EOS 60Dの素材変換~

素材も集まってきたところで編集がやっと始まりました。私が友人から借りているMacBook 2.26GHz/メモリー2GB環境下でEOS60Dで撮ったそのままのmov素材をQuickTimeでプレビューするのは問題なし。変換せずに、そのまま編集できるか、試しにiMovieにいれてみましたがダメ。Adobe Premireでなら、一応動きましたがやはり重くて編集はできそうにありませんでした。

 そこで、今回の編集を引き受けてくれたAikaちゃん。普段はフリーで編集をしているプロの方です。素材を渡し数日すると…Mac Book Pro内でProRes 422に変換し、Final Cut Proでスイスイ編集が可能な状態にしてくれました!

 初日の編集場所は、地域の区民活動センターのとあるコーナー。ここは以前、オーディションにも使ったことがあり、少し苦い経験がありました。なぜかというと、区民活動コーナーはパーテンションで区切られただけで音は筒抜けです。地域の中年、高齢の方が集まって楽しく談笑している。その時、女優さんがオーディションの台詞を一言。「じじいは、生きている理由がないなら、さっさと死ねばいいのよ!」…凍り付く、人々。
 ってなことで、編集から漏れる音にも細心の注意が必要でした。
 
 二人で、いろんな意見を交換しながらコンビニコーヒー片手に8時間通しで編集をし、3シーンまでの粗編をしました。お疲れさまでした。

2010年11月22日月曜日

ビデオサロン12月号掲載!



ビデオサロン12月号に短編映画「海のみる夢」の記事がついに掲載されました。見開き2ページでカラーでの掲載です。「EOS MOVIE 女子ムービープロジェクト〜女子メインで撮るショートムービー〜」というタイトルがついています。

 記事の中では私たちがCanon EOS 60Dを使い、どういう場面でどのレンズ、設定を使ったか、チームが誕生するまでのいきさつ、撮影の裏話などを書いて頂きました。この2ページの為に、長い時間と労力を割いて打ち合わせやインタビューをして頂き、さらに撮影に全面的に協力して下さった玄光社ビデオサロンの編集部の皆様にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。この記事は、チームの宝物です!

 女子ムービープロジェクトの続編としてまたどんどん記事になっていけるように素敵な作品に仕上げられれば。。この先が楽しみです。今週末は、実景を撮りにまた鹿島の海へ戻ります。極寒の水中撮影も待っている…


ビデオサロン12月号
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0049P3PVI?ie=UTF8&tag=genkomob-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B0049P3PVI

2010年11月12日金曜日

CG打ち合わせ


本日は、回想シーンのCGの打ち合わせです。テーマは「夜の海の中に泡とともに昔の思い出の映像が浮かび上がって来るイメージを、再現すること」です。

 まず素材として必要な水中の泡。しかも、暗闇の中の泡が必要。瓶に水を張って、水を割り箸でかき混ぜてバブルをきれいに撮れるか実験。ロケの鹿島の海では暗すぎるのと、波が激しいので水中では思ったより素材は集められませんでした。
瓶の形状のせいで光の反射が抑えられず、なかなか、うまく泡が撮れない。
暗幕をかぶせてみるも、こんどは家庭用ビデオカメラにマクロレンズがないためフォーカスが合わない。
嗚呼、大きいプールに上から5Kのライトを一発照らして、水中撮影できたら、どんなに楽か〜。そんな妄想は置いておいて、大きな水槽を探して後日またチャレンジします。

2010年10月29日金曜日

ビデオサロンに記事がのります!



 昨晩、ビデオサロンの取材をうけました。
皆の仕事が終わって夜の10時を超してしまってからの取材にもかかわらず、撮影の話で盛り上がる私たち。終わってしまうと、あんなに大変な思いをした撮影も笑い話になってしまうから不思議です。遅い時間でお疲れのはずなのに快く「うんうん」と聞いてくださった編集長に感謝です。急なバイトで今回の美術/衣装担当の女子大生マーヤンが来れなかったことが、何より残念でした。取材後、飲みに行きたい気持ちを抑えて、再撮影の準備のため帰路につきました。

その様子はこちら
http://www.genkosha.com/vs/dslr/entry/post_180.html
【女子ムービープロジェクト】としてビデオサロン12月号に掲載予定。

Yuri

2010年10月25日月曜日

撮影メイキング スナップ写真


真剣なDOPのChihiroと美術のマーヤン

車に乗って移動ショット撮影

一緒にファインダーをのぞく女子達

いろんな人が現場に来てくれました

2010年10月24日日曜日

撮影第二日目!

 二日目の朝。宿泊先のお家のロフトに差し込む朝日と共に目覚める一同。
朝ご飯は、プロデューサーの手作りのおにぎりとお味噌汁。ちなみに、高遠プロデューサーは、今回ロケで、スタッフのご飯の全てを手作りにするという快挙を成し遂げました!サーファーズパラダイス・ゴッドママの手作り絶品ビーフカレー、宮ちゃんのお母さんと奥さんの手作り新潟合わせ味噌の豚汁、そしてプロデューサー自ら握る愛情のこもった大きなおむすびや、おでん、そして、おかず。おかずは中華から、和など様々なバリエーションでスタッフの冷えた体と心を癒してくれました。さすが、ママパワー、お見事!やっぱり、手作りのあったかいご飯は力が湧いてきますね。

 さてさて、おなかが満たされたところで朝一番の撮影は、映画のオープニング。青年・亮が海の中へ入っていくというシーンです。天気はやや曇り、昨日より気温がグッと下がっています。そして、映画のオープニングということで映像にはこだわりたい。キヤノンのカメラを持ってギリギリまで水の中に入ります。ザブーン、ザブーンと波は不規則に打ち寄せ、カメラマンの背中で砕けます。あ、あぶない。お借りしてる機材が危ない!でも、お芝居的にはどんどん深い所へ入っていきます。しかも、ローアングルでカメラは水面ギリギリからうつむく亮の表情をとらえたい。
 「カメラ水没」という言葉が脳裏をよぎった時、自然とチームは動き出しました。
波を見張る人、波を背中で受けて防波堤になる人、お芝居だけに集中する人、カメラを守る人…。「さあ、波よ、かかっこい!」そして…勝利!そのシーンが終わる頃には、あっという間にお昼になってしましました。腰まで海に入った上田君も、寒いのに歯を食いしばって濡れたまま残りのシーンを演じてくれました。

嗚呼、あっぱれ、チームワーク!




写真:撮影中のスナップ

2010年10月23日土曜日

撮影本番開始!第1日目。




 撮影本番。ついに始まりました!
 朝、目が覚めたらそこには青空!超がつく、快晴の撮影日和。皆の願いが届きました。ありがとうございます。朝から実景を撮り、朝9時過ぎには、残りのキャスト、スタッフが全員現地入りしました。自主映画にもかかわらず、総人数合わせて12人もの人が今日の為に集まりました。大洋村の海は、それでも前日 の強風の影響で波が高く、迫力満点。海の中での乱闘シーンが心配ですけど、とりあえず撮影開始。
 記念すべき1シーン目は、予備校生の亮と地元の少女・麻美が出会うところから。「おっと、まだ撮影用の自転車が手配出来てない!」と撮影停止。気を取り直して、じゃあ、先に亮がカモメと再会するシーン。「え?小道具のカモメを載せた車がまだ到着してない!」トラブル続きの撮影。「えいっ!この際カモメ、カット」でゴリ押し撮影です(笑)進んだ物は止まりません。無我夢中で、皆走りました。そんな風に午後は、テレビ並みの撮影スケジュールをこなし、幾度が火花が散りましたが、なんとか日中のシーンは終了。日が落ちて空が茜色に染まると、いよいよ、海での乱闘シーンの撮影。「もし、何かがあったら、どうしよう、私も泳げないし」と心配している余裕はなく、危険じゃないところで可能な限り迫力あるように撮るべしと決行。しかも、役者の体力と時間的な理由でチャンスは一回。
そして、いよいよ「ヨーイ、スタート!」
…  …  …  …  …  …… …
…「カットーオ!」

 撮りました。皆、首まで海につかって(私以外)びしょびしょになりながら、がんばりました!一つ課題を残すものの、何とか無事に終了。
 夕食を終え、安堵感と共に、たき火のシーンを夜の海で撮ります。昼間とは打って変わって静かな海は漆黒の闇の中。まんまるの大きな満月も、海と地面を照らすまでにはいきません。そこで、照明部のプロの登場。半畳ほどもある大きな照明で背中のアウトラインを出し、タングステンの小さいライトで正面から揺れる火を演出して頂きました。一眼カメラEOS/60Dの高感度と絶妙のカメラワーク、役者さんの息もぴったりあって、息をのむような雰囲気の芝居が撮れました。編集が本当に楽しみです。残すは、あと一日。明日もこの調子で、撮りきります。

2010年10月22日金曜日

撮影本番前日 ロケ入り




 明日はいよいよ本番。朝8時に新宿を出発した前乗り隊、5名。渋滞を経て、大洋村に到着すると、今回ロケ隊のベースとして自宅を開放してくれたお家のおばあちゃんが優しくお茶と果物で、出迎えてくれました。
 意を決して海へ出ると、強い砂嵐と冷たい海風、それと刻々と変化する太陽の光。本番、もしこの天気なら寒くて水中のシーンは無理。空高く舞い上がる砂は容赦なくカメラに吹き付け、三脚の足は開く度、ジャリジャリ鈍い音がします。シャーペンでさえ砂が入り、芯が出ない。
「わー!ペン貸して〜」とか言っている間に、日が暮れてしまいました。

 夜は、老人役のリーマンさんと青年役の上田君が到着。夕食中に誰かが言う。
「あの波見た?本当に危険だよ、死ぬよ」一同、不安な沈黙。
そう、ここの海はサーファーが集まる高い波で有名な場所。宿泊先のサーファーズパラダイスのゴットママも、毎年、誰かの死と常に隣り合わせで来た。私たちが撮影をするスポット、まさにそこで亡くなっている。そんな場所に、生と死をテーマにして、映画を撮ろうなんて…

 不安の中での読み合わせ。なかなか集中できない。
「ストーリーはこれでいいのか?死とは何だ?本当は何を感じているんだ?この台詞じゃ、甘いのか?ここで本当に笑えるか?」もんもんと読み合わせは、進みます。そこに、暗闇の寒空の中、たき火のシーンのテストしていた撮影部が赤い顔をして帰って来ました。お疲れさま〜!

 そのまま夜中の3時まで、Chihiroと機材の準備をし、カットを考えます。これで大丈夫なのか、明日の撮影〜?カット割りも、十分な時間がとれず練りきれず、ロケーションも固まっていない。外は、ものすごい風と波の音。「海で撮影」なんて完全に甘かった。でも、もう動きだしてます、引き返せません!明日は、どうか晴れますように。

Yuri

2010年10月18日月曜日

オールスタッフ



 オールスタッフ。もう、この日が来てしまいました。3時間に及ぶスタッフ総打ち合わせ。スタッフ、現在全9名。キャスティング、ロケーション、スケジュール、小道具、衣装、音声、機材、車両、宿泊など決める事が多すぎて、皆疲れ果てて時間が来てしまいました。お腹も空いてるのに、皆さん本当おつかれさまでした。

2010年10月17日日曜日

Canon EOS 60D 役者カメラテスト


Canon EOS 7DからEOS 60Dにカメラを変えて、本番一週間前の役者さんとカメラテストをしました。場所は、我らが多摩川。緑の芝生の色がキレイに出ました。7Dから60Dへの移行したての時は、さほど違和感がなかったようです。
写真:ヘアメイク中の池田優菜ちゃんと、美大生マーヤン!
※60Dでテストした写真は後ほど、アップします。

2010年10月12日火曜日

Canon 7D ロケーションカメラテスト

お待たせしました。こちらが、Canon 7Dで先日、ロケーションカメラテストで撮った一枚。
視写界深度が浅く撮ってあります。

奥のサーファー二人がいい感じでぼけてます。

撮影まで残り2週間!
カメラガールのchihiro、どこまで一眼動画をマスターできるか腕の見せ所です!

2010年10月11日月曜日

スタッフ集め

 昨日、8mmフィルム愛好会FIlmeの上映交流会に参加してきました。
目的は、映画の協力を集うこと。地区会館の愛好会の扉を開くと、
「あれ?部屋まちがったかしら?」ちょっと年上の男性ばかりが会議室に集まって、古い映写機を囲んで真面目な顔で座っていらっしゃいました。ともかく私達、女性三人は完全に浮いている。でも、せっかく来たんだから、と、とりあえず、映画の話を。
「私達、こういう映画、作ってて…協力してくれる方…声かけてください…」
反応…薄し。
そして帰路へつく。帰りはやけ酒。いったい、何のために来たんだろう、と。
それが、後日。電話が入り、
「あの愛好会のメンバーの1人が、撮影に協力したいって!」との報告。
なんということだ。あの薄い反応の方の中に実はどなたか一緒にやってもいいっていう心優しい人がいたのか!新メンバーとなった男性。聞けば、運転免許あって、しかも高学歴で知識豊富の頼れる大人ということ。ありがとうございます。

 撮影の準備は、童話「ももたろう」に似てる。
どんどん旅を続けるうちに、困難もありつつ、ひとりずつ仲間を増やしていく。そうやって色々なキャラクターが、どんどん集結していって、撮影という「鬼退治」に備える。
今、集まっているクルーは皆、ボランティアなのに心よく引き受けてくれた人たち。プロも、大学生も、自営業も、皆「いいですよ、やりましょう」って言ってくれました。

果たして私たちは、鬼退治はできるのか?そもそも撮影の鬼とは何なのか?

撮影の日が刻々と迫っています。

Yuri

2010年10月3日日曜日

ロケハン二日目

 茨城県鉾田市のビーチのロケハン、最終下見。
今日はとっても素敵な出会いがありましたことに感謝。まず、今回いろいろロケーションを案内してくれたお茶目な宮田さん家族にお会いできたこと。それと、ゴッドママという、ご自宅を’サーファーズパラダイス’と称し、サーファー達に開放されているサーフィンの女神みたいな女性にお会いできました。
 撮影のシーンごとの具体的な場所も決定!どんどん、形になっています。鉾田市のこの海岸は、波が高くて、サーファーのメッカみたいな所です。今日も、大会があってたくさんの人が集まっていたんですが、そこから歩いて2キロで人が少なく、静かで防風林の松林が青々と茂る美しい場所をみつけました。本物のホームレスの方も、近くに住んでいました。テレビや冷蔵庫、巨大浮きなど、色々なものが海に流れ着いていて、その漂流物一つ一つから、いろいろな発想が女子クルーの間で生まれました。
CANONで撮ったテスト写真、またアップしますのでお楽しみに!

2010年9月30日木曜日

オーディションDAY1

 ついにオーディションが始まりました。
個性的なキャラクターの役者さん達が集まって、和やかな雰囲気でのオーディション。
老人役の美しい歌声や、若者役の海の中を想定しての体を張った演技、高校生の女の子役の方言など見せて頂きました。
 プロの役者さんにかかると、脚本の文字の上でしかなかった台詞が生き生きと生命を宿すようで、とても感動しました。もっと、お芝居のこと勉強したくなりました。

Yuri

2010年9月27日月曜日

Canon 5D mark II 海の景観



by  biotemps

こんな映像みつけました。本当に、写真が動き出したみたいですね。今回テスト出来るカメラ Canon 5D mark II と Canon 7D. 来たる3日のカメラテストが楽しみです!

2010年9月20日月曜日

雑誌「ビデオSALON」から協賛を!



雑誌「
ビデオSALON」(玄光社)の編集室に行ってきました。撮影機材協力を前向きに検討してくださるとのこと。
スタッフ一同、ご好意に添えるようがんばります!

それから、「デジタル一眼ムービー完全攻略 (玄光社MOOK)という資料をお借りしました。涙がでるほど、撮影で実践に役立つ情報が載っています。

2010年9月15日水曜日

映画 スタッフ&キャスト募集

「海のみる夢」製作委員会ではスタッフ&キャストを募集しています。
撮影は10月24日、25日の2日間。どうぞ、お気軽にご連絡ください。

スタッフ2名
○音声・録音ができる人、あるいは勉強したい人(機材を持っていれば大歓迎です)
○助監督、制作助手ができる人、あるいは勉強したい人(準備段階から一緒にやっていける人)
※自主制作のため経費・交通費のみで一緒に参加してくれる方。

メインキャスト3名 
上谷賢蔵 65歳〜70歳に見える男性 末期の病人。
宮田淳助 19歳〜22歳に見える男性 予備校生。
吉田麻美 16歳〜18に見える女性 地元の高校生。(地方訛りで話せる方、待遇)
※謝礼についてはお問い合わせ下さい。

お問い合わせは下記へメールで。
pozifilms●gmail.com ●を@に変えて下さい。

ロケハン一日目


茨城県の大洋村にロケハンに行きました。
果てしなくまっすぐに伸びる海岸線が印象的でした。